掃除ができること、判断が早い事

自分の部屋の状態は自分の脳みその状態を表すと前回お伝えしました。

私がみてきた子の例を紹介する前に、部屋が散らかってる子にもタイプがあるんですよね。

①情報処理が上手くない、物事の優先順位がつけられない

②自分の部屋や家がサードプレイスとなっており、他にも居場所が多くある(学校、塾、部活、他)

③人間関係などのストレスで非常に荒れている状態

 

とざっくり3つありますが、今回はやっぱり①についてです。

 

教えても、その場で理解しても、成績があがらん

当時の教え子Aちゃんとしましょう。このAちゃん、塾にも行って、家庭教師までつけて、もうこの時点でキャパオーバーだったんですね。部屋も散らかっており、

「Aちゃん、社会の今週のプリント持ってきてくれる?」

「あ、、、はい」

10分以上待っても部屋から出てこない…待ってもしょうがないのでファイルをみさせてもらうとプリントもしわくちゃでカテゴライズもできていない…この状態だと勉強以前の問題なんです。実は親御さんも非常に勉強について厳しく、頭が悪い等など言っていたのですが、

そもそもそもお子さんの状態が見えていないんですね。

今にも逃げ出しそうな泣きそうな顔で俯いて、私が行っている時も人の目を全く見られない。

これでは、勉強するしない以前の問題ですよね。結果的に部屋の状態だけではないですが、情報処理能力以前に、精神ストレスに潰され、何をすればいいのか自分で考えられなくなっていました。もちろん、宿題なんて出してもできませんよ。

こういう子はすぐ上がる

対象的に竹を割ったような性格のBちゃんも見ました。初めて会った時に、ちゃんと目を見て挨拶してくれましたね。

この時点で「あ、この子はいけるかも」と。ビリギャルじゃないですが笑 

で、部屋に入ってみると物は多いけれど、きっちり整理整頓されています。プリントもさっと出てきます。そして、その子のお母さんの最初の挨拶は、

「ちょっと成績が落ちちゃったんですけど、よろしくお願いしますね。」と全く焦ってない様子。

もう、お母さんはこの子のこと卑下することも比較することもなくありのままを受け入れているんです。

それから教えていくと、ちゃんと宿題もやってくれて、メキメキ上がっていきました。初めは数学のテスト20点ほどだったのですが、次のテストでは70点近くを出しました。質問もはっきりしているんです。話を聴きながら自分で疑問を持って、考えながらやってくれてるんですね。

てことで、すぐ成績上がる子の一番わかりやすい特徴は、

本当にちょっとつまづいちゃっただけ、かすり傷という感じです。コツを掴めばメキメキメキ

ということでまとめ

なので、結論いうと

部屋の状態=情報処理力+精神状態

と言えそうです。今見ている子とは部屋を一緒に片付けたのですが、顔色が断然良くなりましたね。本人もずっと片付けたいとは言ってましたので。

自分の滞在する部屋、特に長時間いる場所であると散らかっているとストレスと悪い気が充満するんです。なので話の本筋からそれたストレスや愚痴がぐるぐる頭を巡る状態になります。

勉強どころではない。ただ、綺麗な自分の部屋はとても嬉しかったようで、毎回会う度に笑顔が増えるので嬉しいです。前向きにいろんなことに挑戦していけるきっかけにもなります。

 

子供に限らず大人もレッツ掃除〜♪ 以上、家庭教師らしくない記事終了です。