北欧教育
ラプラスの目指す教育を考えたときに、この屋号にもなっている「Lar」+がとても自分にとって重要だと考えています。
ウムラウトのついたaですが、Larは北欧の言葉で学ぶという意味があります。
そこにプラスをつけることで、創造や実学としての学ぶことの価値を理解してほしいという願いを込めてつけています。
北欧の教育について、少し紹介すると徹底された道徳教育や学び直しの機会が豊富にあります。日本では一度失敗したら経済的な余裕がない限りはやり直しが難しいのかなと思う場面が多々あります。
北欧では大学までの授業料は無償となっているので、実力さえ伴えば選択の幅が広がります。
この政治のあり方にも憧れがあります。
また職業で人の価値を判断することもないように全ての職は専門的な色を持ちます。資格を持っていなければ異業種への転職ができないのです。
どんな職にも敬意を払う、そしてその根幹にある考え方を徹底的に教育しているのが道徳教育です。
この考え方の基盤を育成し、学び直しの効く機会を提供したいと考えました。
そこに+(プラス)をつけた意味としては、本来学ぶことは何かに還元することと考えています。
なので目標に向かって進むために学ぶ、社会に価値を提供することが学びの本来の意味ではないかと考えます。また自分が思い描く未来を実現するために学ぶ、というのが理想かなと。
STEAM
度々ラプラスではSTEAM教育をするということを明言しています。
ラプラスではものづくりを通した活動に重きを置いています。
自身が数学の家庭教師を10年以上していたこともあり、算数・数学が活用できるととても可能性が広がることを実感しました。実際、愛媛には理系人材が、特に女性の理系進学者・理数系の科目が好きという方が少ない印象を受けています。
少ないことが問題というよりは、理数系の考え方があまりないというのが問題と捉えています。
経済的に不安定な状況なのでお金に関心はあるものの、考え方がわからないという方。思考力を問われる時代となってきました。
STEAM教育ではサイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、アート、マスの五つの頭文字をとっています。
ラプラスでは主にテクノロジー、エンジニアリング、アート、マスを中心に活動を進めていきます。
テクノロジーについてはプログラミング教室ピタゴラミンとして運営しています。
エンジニアリング・テクノロジーでは自身が工学メーカーに勤めていた経験を活かして、3Dプリンターや紙を使って立体物を作ったり、歯車を組み合わせて仕組みを作ったり・・・できればロボット作りまで進んでいきたいとも考えています。
アートではヒンメリのワークショップを毎回実施しています。これは空間認識力を鍛えるためでもありますが、北欧の教育を取り入れるということで伝統工芸品に触れるようにしています。
そしてマス、数学では全ての要素に絡んできます。ものづくりを自分の思い描く通りに形にしようとするとどうしても計算は必要になってきます。また仕組みを考えるときもロジック的に考えますのでやはり算数・数学はマストかなと。
ラプラスの数学は実学に即したものなので、学校の勉強やテスト、入試を意識したものでカリキュラムは作っておりません。そして独学力を身につけることを推奨しています。
なのでオリジナルの動画教材をUdemyで販売しています。
こちらは難易度的には中高一貫校私立、の中学偏差値50~60程度を意識して作っています。基本的な考え方・基礎的な問題もつけていますが、内容の大部分は応用問題への適応力をつけるというものです。
なぜこんなものを作っているかというと、気軽に学び直しのできる世の中にしたいからです。授業についていけなくなっても自分の努力で追いつけるようにしたかったのです。
どうしても時間や金銭的な問題が出てくるので、このように動画カリキュラムとしています。
また共通一次試験対応の高校数学の動画カリキュラムも作成していきます。
数学については学び直しの短期塾も今後していきたいと考えてはいます。塾でも学校でもついていけなくなった場合にはどうしてもやり直しする機会が必要となります。そういった性質を数学や算数は持っています。
ものづくり
ベースとなっている能力はここで身につけてほしいのは非認知能力です。
さらには自己肯定感ですね。
非認知能力は学校のテストでは測れない生きる力。
それがあれば学力が多少振るわなくても生きていけると考えています。
それではいけないと思う理由は貴賤意識がある可能性は捨てきれないかと思います。こういった職業で安定的な収入でなければ・・・と自分の経験でどうしても判断してしまいます。
勉強に面白みややりがいを感じるのであれば問題ないのですが、それが人の価値とまで断定してしまうと寂しくなってしまうと感じています。道徳教育の重要性がここで出てきます。
そうした素地を作る手段として原体験を提供できるものとしてものづくりのカリキュラムを作ろうとしています。
教育は奥深いですが、そこに投資できる人は少ないこともあります。
目先のことだけではなく長い目で見て自分が何を得たいか考える機会も提供できればと思っています。